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BELLWORKSHOP一番人気のSKULLMASKシリーズ。

​その制作の遍歴をたどります。

​SKULLMASK

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​制作に至る経緯

2017年、「かっこいい髑髏のマスクをつくりたい」と思い立った私は、本業の造形仕事の傍ら、衝動的に粘土彫刻を開始しました。

そして、完成したマスクをインスタグラムに投稿。

すると世界中からコメントやメッセージが多数寄せられました。

その中でも多かったのが、「サバイバルゲームで使用できますか?」という質問でした。

当初はただのアート作品として、今まで培ってきた技術を使って自分の作家性を表現してみようという「作品作り」だったのですが、あまりにもたくさんのメッセージがあり、これをサバイバルゲームで使えるように改良して販売してみてはどうだろう?と、製品化に向けて舵をきりました。

当時流通していたサバイバルゲームで使用できるマスクというと、中国製の安価な大量生産品がほとんどで、ハイクオリティでカッコよく、機能性もしっかりと兼ね備えているものはほとんどありませんでした。

​そこで私は、高単価でもハイクオリティなマスクを、特殊造形の技術を使って制作して販売するのはアリなんじゃないか?と思い、それから数年をかけてマスクの開発・制作を進めていくこととなります。

​プロトタイプの制作

2018年、「サバイバルゲームで使えるマスク」を課題とし、新しいマスクの制作をスタート。
メカニカルでアーマーのようなデザインを基本に、髑髏の意匠を取り入れた原型を粘土で制作。
シリコンで型を取り、FRPで複製。やすり掛けやパテ盛り、ディテールアップや裏側の処理をして、プロトタイプ第一号が完成。
シリコン型に取り、レジンキャストで注型し成形。
バリ取り、塗装を経てついに量産型の完成。
満を持してハンドメイド作品のイベントに出店すると大反響をいただきました。
​ですが同時に、耐久性・機能性・安全性の面で問題も多く見つかり、さらなる改良を加えることになりました。
ここからがスカルマスクの開発研究の長い長い旅の始まりとなります...。

2017年制作の髑髏マスク

被ることを想定していないため、

​ディスプレイ用のアート作品だった。

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​Ver.1

​プロトタイプ改良型 V1 の完成

2018年。

プロトタイプのを改良し、ついにV1マスクが完成しました。

主な改良点として、ヘルメットを被れるようにするため、こめかみ上部分をカット。

市販の1.5mm厚ポリカーボネートレンズを使用。

​両サイド2点にバンドを通す仕様に。

​完成品はブラック・タン・グリーンの3色を

販売したところ国内外問わず​多数の注文をいただきました。

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​Ver.2

​V2 の完成

2020年。

V1の複製をバラバラにし、原型から作り直したリニューアルデザイン。

30パーツ以上で構成されており、M3ボルトナットで連結固定。

ほぼすべてのパーツに塗装を施している。

また、強度的に問題のあったアルミパンチングを廃止し、フレームに直接穴を開ける仕様に。

今回から初の試みとして曇り止めファンを実装。

30mm角のDCファンを左右こめかみ部分の表から取り付け、カバーをかぶせて被弾から守る仕様に。

ヒンジによる口パカ機能も実装。

​カラーはガンメタル×ブラックとホワイト×ブラックを用意。

異常なパーツ数と制作工程の複雑さ、様々なコストの見直しの点から

改良することに。V3へと続く。

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